院内は綺麗ですか? チェックすべき5つのポイント
難しい歯科医院選び、18年間歯科衛生士をやってきた経験を生かし、良い歯科医院の選び方をわかりやすくお伝えしています。
病院は綺麗が当たり前。ちょっと待ってください。
本当に綺麗かどうかチェックするポイントがあります。
知って見るのと、知らずに見るのでは大違い。
チェックする5つのポイントをお伝えします。
みんなも感じている「病院が綺麗」の大切さ
メディケア生命 みんなのリサーチ病院選び医者選びに関する調査より
この調査からわかるように病院を選ぶ基準として、病院の綺麗さは大事だと感じている方も2割くらいいます。
この理由は何故かというと…。
メディケア生命 みんなのリサーチ病院選び医者選びに関する調査 より
このように病院が不衛生なため、不快な思いをした方がいるからなのです。
今回は「歯科医院の綺麗さ」に関しての見極めのポイントを5つ
1.玄関、受付
2.トイレ、手洗い場所周辺
3.診療室内
4.デンタルチェアー
5.器具が乗っているトレー
をお伝えします。
ポイント1 玄関、受付周り
病院の顔です。
ここが汚れている病院は患者さんを受け入れる体制ができていないと言っても過言ではありません。
受付の販売用の歯ブラシなどが飾ってある棚にほこりが…。
このほこりに気づかないスタッフに、あなたの大事なお口を預けることはできません!!
ポイント2 トイレ、手洗い場所
歯科医院に着いて、診療の前に歯磨きをしようと思ったら…
洗面所の鏡は曇り、シンクの周りは水だらけ。
トイレもなんだか汚い。
このような病院もオススメできません。
歯科医院も会社です。
良い会社のトイレは綺麗だと言われます。
派遣社員として多数の会社を経験している女性たちほど、口を揃えて「その会社のパワーは、お手洗い を見て判断する」と言うのだそうだ。
トイレの清潔さはもちろんのこと、窓や照明、内装などの雰囲気といったものを、非常に多くの女性たちがチェックしている。
実際に彼女たちは、「トイレがダメな会社は企業としてもNG」、あるいは「トイレに違和感を感じた会社は、結局自分には合わなかった」という経験を、 何度もしている。
非常にプライベートな空間だけに、トイレは職場の居心地の良し悪しを、1番端的に感じ取れるのかもしれない。
こちらにも詳しくまとめてありますので、ご参考にしてください。
トイレを見れば会社やお店の良し悪しが分かる理由
ポイント3 診療室内
これもトイレ、受付とおなじ理由です。
歯科医院は本当に細かいゴミがたくさん落ちやすい職場です。
金属を削ったり、ワックスを熱で溶かしたり、セメントを練ったり…。
そんな中で、パッとさりげなくゴミを拾うスタッフが!!素敵ですが・・・。
でも、その拾った手であなたのお口の中を触っていないかは、よく見ておいてください。
最近では素手で診療するような歯科医師もほとんどいないと思いますが…
グローブをしているから安心と思ったら、大間違いです!!
ゴミを拾ったグローブであなたのお口を触っていたらどうしますか??
ポイント4 デンタルチェアー
一番見てほしい場所はうがいをする場所(スピットン)です。
血液などはもっての外ですが、型を取る材料(印象材)や、汚れを染め出す赤や青の色(染色剤の色)が残っていないかチェックしましょう。
ここは物凄く汚い場所なので、絶対に手で触れないようにしてください。
ポイント5 ここ、最重要!! 器具が乗っているトレー
患者さん一人ずつに使われる器具をのせているトレーの中は綺麗でしょうか?
トレーの中の道具は綺麗に整頓されていますか?
治療の上手な歯科医師、歯科衛生士は綺麗に片づけながら作業を行います。
使い終わった器具は綺麗に並べますし、汚れがあればアルコール綿で消毒しているはずです。
歯を削る機械の先につけるバーや、歯を綺麗にする為のブラシなどはすぐに先端から外しているはずです。
器具を置く時に大きな音を立てるのは乱暴に扱っている証拠。
あなたのお口も同じように扱われています。
使い始まる前から、明らかに汚れている器具の、歯科医院はもう行くのをやめたほうが良いでしょう。
院内感染が疑われ、あなたが感染してしまう恐れがあります。
まとめ
良い歯科医院の選び方 ウソ?ホント? 院内は綺麗ですか? チェックすべき5つのポイントをお伝えしました。
ポイントは
1.玄関、受付
2.トイレ、手洗い場所周辺
3.診療室内
4.デンタルチェアー
5.器具が乗っているトレー
です。
これら全てをクリアしている病院はなかなかありませんが、かなりの確率で良い病院と言えます。
参考にしてみてください。