口から健康をプロデュースする歯科衛生士・歯科コンサルタント 壱原裕子のブログ

スタッフ同士は仲が良い?知っておきたい3つの関係性

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壱原裕子 歯科衛生士歴18年、歯科コンサルタント、歯科カウンセラー、ライフスタイルコーディネーター。 一生、笑って、美味しく食べられる、健康寿命を延ばす!!をモットーに患者さんと歯科医院のお手伝いをしています。
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難しい歯科医院選び、18年間歯科衛生士をやってきた経験を生かし、良い歯科医院の選び方をわかりやすく、5つに分けてお伝えしています。

今回は、歯科医師、スタッフ同士が仲が良いほうがいいのか?という部分についてお伝えしていきたいと思います。

これまでの記事はこちらからご覧ください。

良い歯科医院の選び方

抑えておくべきポイントは、以下の3つになります。

1 歯科医師と歯科衛生士

2 歯科医師と助手、受付

3 歯科衛生士と歯科助手、受付 スタッフ全員が生き生きと働いている?
です。

歯科医師と歯科衛生士の関係性 病院内の人間関係

愛知県警の捜査員とともに捜査車両に乗り込む松本健容疑(中央)2019年10月3日午前8時過ぎ、名古屋市東区

 海外渡航などで歯科医師が不在にしている間、資格を持たない歯科衛生士が歯の治療をしていたとして、愛知県警は3日、名古屋市東区にある歯科医院「カフェ・ロラ松本歯科」の歯科医師松本健容疑者(78)と、歯科衛生士の女(50)を、歯科医師法違反や歯科衛生士法違反などの疑いで逮捕した。

朝日新聞デジタル  留守の治療は衛生士 歯科医ら歯科医師法違反容疑で逮捕

こちらのニュースをご覧になったでしょうか?

最近ではこのような事は減っているとは言え、まったくない訳ではないということが赤裸裸になった事件でした。

なぜ、このような事が起こってしまうのか?

歯科医療界というのはとても小さなコミュニティーです。

地区の歯科医師同士は、ほぼ知り合いです。

国内でもかなりの割合で知り合い同士が繋がっています。

とても狭い世界です。 そのうえ、歯科医院はもっと小さいです。

会社と考えると、家族経営の商店くらいの規模の歯科医院が大半です。

そんな中で社長の命令は絶対です。

これに逆らうと、医院の中でもかなり居心地が悪くなりますし、歯科医院の外でも気に入らないスタッフのことは吹聴されてしまいます。

理不尽なこと(歯科衛生士業務範囲外の仕事、医療ミス、違法な保険点数請求)が行われていても、よほど強い信念を持ってる歯科衛生士でないと口を閉ざします。

また、違法だと知らずに携わっている歯科衛生士、助手もいます。

本当に行われている!!怖い歯科医院事情

今まで何も知らずに、改ざんの手伝いをさせられていたのかと思うとかなり腹がたちました。
カルテの改ざんは犯罪ですから、この病院をブラックだと感じた一番の理由です。
院長が遅刻して患者さんを待たせることや、患者さんに保険適用外の自費治療ばかりを勧める事もどうかと思っていましたが、患者さんが怒ったりされなかったので私も納得していました。
ですが、レントゲンを撮りますと言ってレントゲン室でフィルムの入っていない空のレントゲンのカセットを取り付け、レントゲンを撮っているかのように患者さんの前で振る舞っている院長には毎回腹が立ちました。

ブラック企業転職.jp  やばい企業の体験談(歯科医編)

これは歯科助手の方の体験談ですが、歯科衛生士は歯科助手よりも治療の部分で多く携わりますから、より多くを知っています。

今回の愛知県名古屋市での事件が発覚したことにより、現在でもこのような事を行っている医院は存在するということがわかります。

私自身の経験

私もレントゲンのボタンを押すことを強要されたことがありますし、違法請求させられそうになったことあります。
そして、個室に呼び出されて壁をドンドン殴られたこともあります。
セクハラは日常茶飯事でした。
どちらもハッキリと断りました。
その後、悪質な嫌がらせを受けました。

が、本当に良い歯科医師も存在します。

長く一緒に働いた歯科医師は、本当に素晴らしい人ばかりでした。

「 良い歯科医院の選び方 」

を参考にしてもらえると、安全な歯科医院を探すガイドになると思います。

大半の歯科医師はコミュニケーションが苦手

医院経営で生じる様々な問題の9割は院長のコミュニケーションに原因があります。

WHITE ESSENCE 院長コミュニケーションマインド編

もちろん、そうでない歯科医師もたくさんいます。

スタッフの事を思って、本当に働きやすい環境を整えている歯科医師もいます。

けれど、大半の先生はコミュニケーションがあまり上手ではないのです。

(これは歯科医師の多くが男性で、その他スタッフの大半が女性ということにも原因があります。)

ですので、

歯科医院の中の雰囲気を見極める=その歯科医院自体のコミュニケーション能力=接遇=医療の質

と言っても過言ではないのです。

ポイント1 歯科医師と歯科衛生士

双方の治療について情報共有され、治療について一緒に考えている?

歯科医師と歯科衛生士が一緒に治療を行っている病院は良い病院です

と言っても、先ほどの記事のように歯科衛生士が歯を削ったりというのはダメですよ(笑)

歯科医師は診断をし、歯の修復治療をする係。

歯科衛生士は虫歯や歯周病から歯を守ったり、オーラルフレイルの予防に勤めています。

そもそも役割が違うのです。

その役割を十分に理解した上で、共にチームとして一緒に頑張るのが理想的な姿です。

ポイント2 歯科医師と歯科助手、受付

チームとして、良い連携プレーが取れている?

先生がなにか指示をしても返事をしないスタッフ。

スタッフが質問しているのに、返事を返さない歯科医師。

受付に行くと、先生が言ってたことと違う事を言われた。

これは明らかに院内で、コミュニケーションがしっかりとれていない証拠です。

また、診療室内で大きな声が飛び交うのも、治療を受けていて、居心地の良いものではありません。

最近では、病院内でインカムを付けている診療室もあります。


電話応対の確認や、業務中の確認事項など、ありとあらゆる伝達をスタッフ全員に対して簡単に行えるようになったので、
以前よりもコミュニケーションが活発に行われ、業務効率も格段に良くなったそうです。

Doctorbook academy カード型インカムコラム

こういった病院は情報伝達が医療の現場でいかに重要かを知っています。
一つの目安にしてください。

また、仕事ですから、上司が部下に注意をする場面が出てきてしまいます。

が、患者さんの前で怒鳴ったり、その人を蔑むような物言いをする歯科医師や歯科衛生士は自分の感情をコントロールできない証拠です。

自分の治療中にも同じようなことが起こるかもしれないと危惧しておきましょう。

ポイント3 歯科衛生士と歯科助手、受付

適切な距離感でチームとして機能している?

スタッフ同士が業務中に敬語を使わない
私語が多い
高圧的な態度の先輩がいる
患者さんの前で叱る

このようなスタッフがいる歯科医院は全てではありませんが、信頼できるとは言えません。

歯科医院の中で診療システム、教育システムが出来上がっていないということです。

女性ばかりの職場なので、いじめや嫌がらせは本当によくあります。

私の荷物が荒らされてたのです。
そして、お財布が見当たりませんでした。
院内を院長先生にも付き合ってもらい、色々探すとゴミ箱から出できました。
院長先生は、誰がやったかはわからないけど、お財布は出てきたからもういいでしょとそこで事を納めてしまいました。

仕事辞めたい理由教えて 歯科助手の裏の顔に心がおれたっ!1週間で辞めちゃった。。。

このような記事は、本当にたくさんあります。

ということは、このような歯科医院がたくさんあるということです。

しかし、医療職であるという自覚を持った方ならば、このような事はされないと思います。

スタッフがみんな、やりがいを持って生き生きと働いている歯科医院が一番です!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は
良い歯科医院の選び方 ウソ?ホント? スタッフ同士は仲が良いほうが良い?知っておきたい3つの関係性
をお伝えしました。

注意して見て頂きたい3つの関係性は

1 歯科医師と歯科衛生士
2 歯科医師と助手、受付
3 歯科衛生士と歯科助手、受付

この3つになります。

みなさんも、通院している歯科医院があったら、確認してみてください。
スタッフが生き生きと働いている歯科医院が一番です。

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壱原裕子 歯科衛生士歴18年、歯科コンサルタント、歯科カウンセラー、ライフスタイルコーディネーター。 一生、笑って、美味しく食べられる、健康寿命を延ばす!!をモットーに患者さんと歯科医院のお手伝いをしています。
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