モチベーションを上げる為に スタッフや自分の考え方の癖を知る為に役立つチェックリスト 証明?成長?
自分や相手の「モチベーションを上げる」「やる気スイッチ」を押すには、まずは自分や相手がどのタイプか知ることが先決です。
今回は「証明したい」か「成長したい」かのどちらの傾向が強いかを探る簡単なチェックリストを作ってみました。
自分や、相手の考え方の癖がどちらかな?と考えながら、チェックしてみてください。
チェックリスト
文章の最後にある、AとBのどちらが多いか数えてください。
1、他人といつも比べてしまう A
2、他人が認めてくれなくても、やると決めたらやる B
3、弱さは見せられない、人に助けを求めるのが苦手 A
4、ミスをするのが恐ろしい A
5、困難にぶち当たると、燃える B
6、他人と比べるより、過去の自分と比べる B
7、不安に押し潰される A
8、達成するよりも、その工程を大事にしている B
9、「苦手リスト」がある A
10、「成長する」ことが目的なので、失敗はするものと思っている B
どちらが多かったですか?
Aの方が多かった 「証明」タイプ
「証明」することに意義を感じるタイプです。
自分ができる事は自信を持って、率先して行います。
自分の能力を評価してもらい、「あの人はできる」「すごい」「才能がある」
などと言われる為に頑張ります。
成果や成長することよりも、自分の能力を相手に見せつけて、相手に認めてもらう事、認めさせる事が重要です。
これは、無意識にやっている事が多いので、自分で判断するのが難しくもあります。
いつも他人と自分を比べているので、「できない」「無理」と他人から思われる事にひどく怯えています。
なので、他人に頼ることが苦手です。
困難にぶつかった時に、不安に押し潰されそうになり、「あきらめがち」です。
この考え方の人は「不安神経症」や、「抑うつ」状態になりやすい傾向にあると分かっています。
いつも不安の中にいるので、焦っていて、情報をゆっくり吟味することも不得意です。
Bが多かった 「成長」タイプ
「成長」することに意義を感じています。
他人をあまり気にせず、やりたい事をやります。
人とは比べず、過去の自分との戦いがテーマです。
難しいと分かっているほうが、成長する工程が多い為、燃えます。
「また一つ学んだ」と思うので、失敗を恐れません。
この考え方こそ、「モチベーションを上げる」「やる気スイッチ」を押すには最善です。
「証明」から「成長」への考え方の方向転換
それぞれの考え方の癖が、みんなあります。
しかし、これはその人に固定されてしまった考え方ではありません。
ある時はそうでも、シュチュエーション毎に、変わることもよくあります。
そして、意識的に変えることもできます。
できれば「成長」のほうにシフトしていきたいですよね。
まとめ
今回は「モチベーションを上げる為に スタッフや自分の考え方の癖を知る為に役立つチェックリスト」をお伝えしました。
ご自身の結果とスタッフの結果を照らし合わせて、一緒に「成長」できるとなお良いですね。
「成長」へのシフトの方法はこちらの記事をご覧ください。
自信やスキルの前に必要な「証明」から「成長」への考え方のシフトの方法
参考文献
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A Bandura – Psychological review, 1977 – psycnet.apa.org
アルバート・バンデュラー 「自己効力感~行動を変える包括的理論」
Self–efficacy and work–related performance: A meta-analysis.
AD Stajkovic, F Luthans – Psychological bulletin, 1998 – psycnet.apa.org
スタイコビッチ、アレクサンダー・D、ルーサンス、フレッド
自己効力感と仕事関連のパフォーマンス:メタ分析。
The validity of occupational aptitude tests
EE Ghiselli – 1966 – Wiley
EE Ghiselli-1966-ワイリー 妥当性の職業適性検査