口から健康をプロデュースする歯科衛生士・歯科コンサルタント 壱原裕子のブログ

良いスタッフに働き続けてもらう為にすることは?実は一つだけだった⁈「パーソナルプロジェクト」についてサクッとわかるポイント5つ

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壱原裕子 歯科衛生士歴18年、歯科コンサルタント、歯科カウンセラー、ライフスタイルコーディネーター。 一生、笑って、美味しく食べられる、健康寿命を延ばす!!をモットーに患者さんと歯科医院のお手伝いをしています。
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良い人材を採用する際に面接で何を聞けば良いのでしょうか?

そして長く働いてもらうにはどうしたら良いのでしょうか?

今日はそんな時に役立つ「パーソナルプロジェクト」についてお伝えします。

『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』は、ブライアン・R・リトル心理学教授(ハーバード大学) を参考にお伝えしていきます。

サクッとわかるポイントは5つです。

  • 1.行動は変えられる?
  • 2.どんな時に行動は変わるのか?
  • 3.パーソナルプロジェクトとは?
  • 4.何が分かる?
  • 5.パーソナルプロジェクトを共有する   です。

行動は変えられる?

リトル教授はハーバード大学卒業生の投票で、3年連続人気教授に選出されるほど人気な講師です。

TEDでのスピーチをご覧になった方もいるのではないでしょうか?

そんなリトル教授が何を教えているかというと「パーソナリティ心理学」です。

自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義
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パーソナリティ心理学は、以前の性格診断のようにパーソナリティによる行動は普遍的なものだという考え方から変わってきています。

リトル教授のパーソナリティ心理学の最大の特徴は、自由特性があると提唱していることです。自由特性とは、生まれた持ったパーソナリティ特性を超えた行動できる能力のこと
人間の性格は不変のものであって私達は限定的な行動しかできないのではなく、自由特性によって人間はもともとのパーソナリティにとらわれない行動ができるのですね。そして、この自由特性と深く関連しているものが「パーソナル・プロジェクト」です。パーソナル・プロジェクトは日常のあらゆる取り組みのこと。犬の散歩から、人民を解放するというものまで、大きさに関係なく当てはまります。このパーソナル・プロジェクトによって自由特性が形成され、その自由特性に導かれた行動をする、というのがリトル教授の説く「自由特性理論」なのです。

心理学&仏教ワークショップ東京  自由特性を形成する2つの要素とは?-パーソナリティ心理学に学ぶ 幸福度を高める 主体的な生き方3

これらの研究が進むことにより、人は何か「動機」があれば自分の遺伝的な性格を超えて行動するということが、明らかになってきました。

このように元来のパーソナリティ理論では「変わらない」が前提であった性格による行動が、「変わる」可能性があるものだと変化しています。

どんな時に行動は変わるのか?

時々、自分とは全く違う行動を取ることはないでしょうか?

あまり人付き合いが好きではない人が、パーティや合コンに行くととても社交的になったとか。

この時に出てくるのがその人の「動機、モチベーション」です。

「遺伝的動機」

遺伝的要因から生じる行動。生まれ持った気質。

最近では、ビック5というパーソナリティ特性の検査が、信頼性が高いと言われています。

「ビッグ・ファイブ理論」は、1990年代に心理学者のルイスゴールドバーグ氏が提唱した『パーソナリティの性格分析』において「人間が持つさまざまな性格は、5つの要素の組み合わせで構成される」とする考え方です。現在、パーソナリティ理論の中では最も有力なものとして広く活用されています。

mitsucari ビッグ・ファイブ理論とは?心理学での性格は5要素のみで分析できる

「社会的動機」

社会や文化が違えば、求められる行動も違って来ます。

社会の規範に従った行動をする心とも言えます。

「個人的動機」

他人には一見してわからない、その人個人が大事にしているものです。

これがパーソナルプロジェクトと大きく関わっています。

そして、この「個人的動機」が、遺伝的動機や、社会的動機を大きくまたいで行動を起こすこと「自由特性理論」が知られるようになりました。

先ほどの人付き合いの苦手な人は個人的な動機として、「良い結婚相手を探している」というパーソナルプロジェクトを持っていたとします。

すると、パーティーや合コンで社交的に振る舞う事は、持っている遺伝的な傾向を上回っているという事です。

そして、この行動は「仕事上での使命感」と「愛する人」が大きく影響を与えています。

パーソナルプロジェクトとは?

日常的に追い求めている事です。

自分にとって価値のある行動でもあります。

私だと、「日本の歯科医療の水準を上げて、日本の国民の健康を底上げしたい」「ヨガをして健康的な身体を維持したて、長く働きたい」や「毎朝必ず歩く」など些細なものも含まれます。

とても個人的だけれど、とても重要にしている事です。

一人の人に平均して15くらいあると言われています。

これを面接しようと思っている人、スタッフに聞いてください。

これは、できれば生涯をかけて取り組んでいるプロジェクトだと良いのですが、すぐに思いつく人も少ないと思います。

できれば、事前に面接や面談をする前に考えてきてもらったほうが良いでしょう。

そして、その項目はできるだけ詳しく、状況や内容を聞くと良いです。

何が分かる?

その人の大事にしている価値観や、目標がパーソナルプロジェクトを聞くことでわかります。

それに加えて、志望している動機が不釣り合いでなければ、その人にとっては十分に働く動機になるハズです。

また、自分のパーソナルプロジェクトに対する、目標の立て方や、計画性などで、仕事の仕方もおおよその検討はつくでしょう。

それに、パーソナルプロジェクトとこちらの要望が同じであれば、こちらが与えなくとも、勝手にモチベーションを維持してくれます。

(ただ、遺伝的要因に対してのサポートは必要になるかもしれません)

そして、人間関係においても、上手くいかない相手とのコミュニケーションをする際に、とても役に立ちます。

相手が何に重きを置いて行動しているのか、を理解するヒントになるからです。

パーソナルプロジェクトを共有する

職場でパーソナルプロジェクトを共有することはとても有意義です。

身近な人にその価値を認めてもらうことはとても重要で、これは「幸福度」とも密接に関わっています。

職場が自分の個人的なプロジェクトに好意的であれば、それだけで、その職場にいる意味は十分ではないでしょうか?

女性は特にその傾向が強いようです。

歯科医院のスタッフは女性が多い職場ですなので、共有することを重要にする傾向にあるのではないかと思います。

そして、これは患者さんにも有効です。

信頼関係を築く際にはぜひ、相手のパーソナルプロジェクトを聞いてみてください。

まとめ

今回は「パーソナルプロジェクト」についてお伝えしました。

良いスタッフに働き続けてもらうには

  • 1.パーソナルプロジェクトを聞く
  • 2.パーソナルプロジェクトを職場で共有する

この2点になります。

ぜひ、みなさんの職場でも色んな人と共有して、離れがたい職場を作ってみてください。

リトル先生のサイトはこちら→DR.Brian R.Little the Science of personality

この本の元になっている論文はこちら→Personal Projects and Free Traits: Personality and Motivation Reconsidered

参考にした本はこちらです。

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壱原裕子 歯科衛生士歴18年、歯科コンサルタント、歯科カウンセラー、ライフスタイルコーディネーター。 一生、笑って、美味しく食べられる、健康寿命を延ばす!!をモットーに患者さんと歯科医院のお手伝いをしています。
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