チーム医療にスタッフを巻き込んでいくコツ5つ
「チーム医療」が言われだしたのは
2001年、日本がん治療学会の、学術総会でチーム医療のシンポジウムが行われたことで、徐々にこの考え方は各分野へと広まっていきました。
歯科でも「チーム医療」と言われていますが…
そもそも病院がチームとして機能していない⁈
そんな時に役立つポイント5つをお伝えします。
- チーム医療とは
- 話し合いをする
- 話し合いの時に注意すること
- オススメの話し合いの方法
- 感情が高揚しすぎてしまう人がいたら
チーム医療とは?
そもそも「チーム医療」って何なんでしょう?
チーム医療とは、一人の患者に複数のメディカルスタッフ(医療専門職)が連携して、治療やケアに当たることです。
病院では、様々な職種のメディカルスタッフが働いています。こうした異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現をサポートしています。
チーム医療促進協議会 チーム医療とは
歯科医院では、医院全体で、一人の患者さんのQOLをサポートしていくことです。
まずは話し合いましょう
そもそも、この考え方が病院の中で浸透していなければ、方向性を同じにすることはできません。
まずは、医院をチームとして、患者さんに対してサポートをしていく姿勢を確認しましょう。
話し合いの時に注意すること
職場は色々な人が、一緒に働く場所です。
意見が分かれてしまうのは、当然です。
もしも、自分と違う考え方の人がいたら、攻撃するのではなく、まずは十分に相手の考えを聞きましょう。
その時に進行役となる「ファシリテーター」をスタッフにお願いすると良いです。
ファシリテーターとは簡単に言えば”良い会議へと導く進行役”のことで、会議を円滑に進めるためには欠かせない存在であり、よくオーケストラでいう指揮者のようだと例えられます。
ferett ファシリテーターとは|役割と上手にこなすコツを大公開
オススメの話し合いの方法
まずは、今日話し合う「チーム医療」についてどのような話し合いがしたいか、を院長先生に話してもらいます。
そして、会議に参加する人に、議題について思う事を、付箋に書いてもらいます。
最低3つ、などと決めておきましょう。
集めたら、大きな紙に張り付けて、仲間分けします。
出来上がったら、みんなの意見を見ながら、話し合いをするのです。
下のサイトに詳しく書かれています。
是非、参考にしてください。
Product Run みんなの意見を引き出し、スピーディに結論を出す!効率的な会議の進め方
もしも、泣いてしまう人が出てしまったら
あまり、意見を言ったことのない人、議論をした事がない人は感情が高ぶって、泣き出してしまうことがあります。
が、その場で気持ちが高ぶってしまったら、そっと別室に誘導し、気持ちが落ち着いたら戻ってきて欲しいとだけ伝えてください。
その場で大騒ぎすると、本人はもっと居心地が悪く、平常心にもどれません。
会議が終わってから、フォローしましょう。
「苦手な事を頑張った」と認めてあげるとなお良いと思います。
まとめ
今回のポイント5つです。
- チーム医療とは
- 話し合いをする
- 意見が分かれてしまったら
- オススメの話し合いの方法
- 感情が高揚しすぎてしまう人がいたら
今回ご紹介した「話し合いの方法」はどんな議題の時でも役に立ちます。
ぜひ、参考にしてください。